研究内容

八方グループ(原子分解能ホログラフィー)
原子分解能ホログラフィーは、物質中の特定元素周辺の原子配列を3次元に可視化するユニークな手法です。測定装置はソフトウエアも含めて自作し、常に改善・改良しています。非常に強力なX線や中性子線を必要とするため、兵庫県や茨城県の共同実験施設に出張して実験します。他大学・他研究機関と共同で、様々な機能性材料を調べています。

藤原グループ(多孔質シリコン)
多孔質シリコンは、ナノメートサイズの細孔が無数に存在するスポンジ状のシリコンで、電気化学的な処理によって比較的簡単に作ることができます。可視発光しないシリコンですが、多孔質化することにより可視発光(赤色〜オレンジ色)するようになります。電気化学的な処理には「フッ化水素酸(フッ酸)」という危険な液体を使用します。少しでも安全に多孔質シリコンを作るために低濃度フッ酸の使用を試みています。